草食系男子の恋愛日記㉒雪解け

 

 

現役草食系男子のしげちゃんです。

前回までの話でめちゃめちゃ仲が悪くなった僕とななお。

 

今回はその続きです。

 

前回の話は↓から。

僕とななおの3年間<21話:決裂>~草食系男子の恋が実るまで~

 

 

雪解け

 

 

関係性がどん底まで冷え切ってしまった僕とななお。

1ヵ月ほど

バイトで会っても、部活で会っても目も合わせませんでした。

 

 

幹部代決めを発端とした僕の態度、対応に見かねた

ななおは僕のことを明らかに避けていました。

 

 

僕が悪いのですが

ななおに無視されるのは辛かったです。

 

 

ただ、僕はどうしたらよいか分からず

何も行動が起こせませんでした。

 

 

ある日、ななおからメールが届きました。

久々のななおからのコンタクトに少し嬉しく、ほっとしました。

 

 

「話したいことがあるから部室で会えない?」

 

 

そうメールには書いてありました。

今回の件についてしっかり話し合い

ななおに謝ることができるチャンスでした。

 

僕からアプローチするのが筋ですよね…。

当時の僕の幼稚さがよくわかると思います。。

 

 

メールをもらった次の日

部室でななおと会いました。

 

 

そこで、ななおから積り積もった不満を聞きました。

 

・幹部代決めについて話を聞いてもらえず

相談もなくサヤカ、りり子中心に話が進められたことに対して

アウェー感を感じること

 

・サヤカを他の部員より贔屓していること

 

・全体的に部長としての自覚が足りず、信用できないこと

 

 

ななおは、怒りで声を震わせながら一つ一つの不満を話しました。

 

僕は、またななおのことを傷つけてしまったと痛感しました。

 

そして僕の今回の独断的な態度は

部全体に迷惑をかけてしまったことに申し訳なさしかありませんでした。

 

 

一番反省したのは

ななおにアウェー感を感じさせてしまったことです。

 

部長として部員にアウェー感を感じさせるなんて最低です。

 

部員が好きだと思える楽しい部にしたいと僕は思っていました。

その真逆のことを僕はしていたのだと痛感しました。

 

 

僕の態度の横柄さ

自分勝手さをその時に身に染みて感じました。

 

 

僕はななおに謝り、自分の態度を改めること

そしてななおにはこれからも剣道部に楽しくいてほしいこと

を伝えました。

 

 

ななおは

僕がきちんと態度を改めることを条件に

また普通の関係に戻ると言ってくれました。

 

 

そうして、人生で1番仲が悪かった僕とななおの時期は終わり

雪解けへと向かいました。

 

 

つづく

 

 

実は、この後も僕は

何度かななおに怒られました。

 

周りが見えてない、自分のことしか考えてない態度を

時々とってしまいその都度、ななおは怒ってくれました。

 

ななおに出会わなければ

一生幼稚だったかもしれません。

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