どうも、現役草食系男子のしげちゃんです。
前回の話は、↓からどうぞ。
僕とななおの3年間<13話:江ノ島・鎌倉デート>~草食系男子が恋を実らせるまで~
今回は、僕とななおにとって最初の転機となった出来事についてです。
由比ヶ浜のビーチで…
午前中、江ノ島を満喫した僕らは
鎌倉へ向かいました。
竹林が有名なお寺や神社に行ったり、甘味処であんみつを食べたりと
鎌倉も楽しかったです。
1日中歩きっぱなしでしたが
疲れを感じることなく、楽しい時間を過ごしました。
早めの夕食を済ませた後、ななおが最後に行きたいと言っていた
由比ヶ浜のビーチへと向かいました。
夜のビーチに行くのは初めてで僕も楽しみにしていた場所です。
着いてみると、明かりがないせいか海は真っ暗でした。
ただ、夜の海風は気持ちよく、僕らは二人でビーチに腰掛けました。
少し離れたところに、騒いでいる若者グループがいましたが
彼らのことが気にならないくらい
夜のビーチは気持ちがよかったです。
(この時、僕がななおに放った最低な言葉は、ななおが書いている通りです…)
二人とも黙ったまま海を見つめていると
ななおが僕の左手を掴みました。
僕の腕時計の時間を見たかったのかなと思い
「ん?あ、時間?いま、8時30分くらい。
時間、大丈夫?」
と聞くと、ななおは何も言わずに手を放しました。
するとその後、すぐにななおが僕の左とをしっかりと
握ってきました。
「あ、ななおは僕のことが好きなんだ」
とこの時、初めて気が付きました。
葛藤…そして、何も分からなかった僕…
普段、友達として接してきたななお。
二人とも気を遣うことなく、何でも話せるななお。
1日中、一緒に遊んでいても、楽しいななお。
僕は、心の中でいろいろあれこれ考えていました。
僕が手を握り返したら、僕らは付き合うのだろうか。
手を握るのは嫌じゃない。ななおと遊ぶのも楽しい。
でも僕は、ななおを一人の女性として見てお付き合いできるだろうか。
バイト先の先輩も気になる。
好きだと思っていたじゃないか。
諦めていいのか。
ななおとはこのまま友達でもいいじゃないか。
今日も楽しかったし、こうやって一緒にいられればいい。
今の関係性を崩さなくてもいいじゃないか。
僕は、この時は、ななおと付き合うことに踏み切れませんでした。
バイト先の先輩が好きだということ
ななおとは今のまま、友達としていたいこと
この二つが主な理由ですが、根本は
「人を好きになるということ」
ということを僕が理解できていなかったからだと思います。
バイト先の先輩が好きだったのも
「ちょっとかわいい女の子を追いかける自分が好き」だったわけで
今考えると、本当にその人のことが好きだったわけはなかったです。
ありのままの姿を見せられる
そして
自然に一緒にいられて1日中一緒でも楽しい
そんな存在だったななおの大切さ、特別さに当時は
全く気付けていませんでした。
僕は、ななおに今好きな人がいることを伝え
付き合うことはできないと言いました。
ななおの悲しげな表情を見て
僕は大切な友達を傷つけてしまったと思いました。
帰り路では
僕はななおを悲しませたことに関して、自分を責めていました。
つづく
当時、僕は幼稚だったと思います
特に恋愛に関しては、本質的なことを何一つわかっていませんでした。
大切なことが見えていなかったと思います。
自分勝手だとは思いますが、帰り道では罪悪感がありました。
ななおは大切な友達だったので、付き合うことはできないけど傷つけてしまったことに
「どうすればいいのだろう」と悩んだのを覚えています。
ご質問がある方や恋愛について相談のある方は下記からどうそ。
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私は冴えないアニメオタクでしたが、現在は一途で誠実な彼氏がいます。彼はイケメンの部類ですが、浮気の心配や不誠実さは皆無で、徹底的に一途な人です。
どのくらい一途かというと、週末ななおに会いに来るために新幹線の回数券を買ってくれているくらいです。(現在は、東京―京都間での遠距離恋愛をしています)
そんなことを言うと、ななおは元々見た目が良かったんでしょとか、オタクといいながら実は結構モテてたんでしょ、と思うかもしれません。
しかし実際は、20歳くらいまでメイクやファッションのことは何も知らず、好きだった人に「ブス」などと言われるような人間でした。さらにいうと、彼氏とは今でこそ恋人同士ですが、そうなる前に2度振られた経験もあります。
そんな私ですが、心に余裕を持つことで大逆転を果たし、彼に告白されるまでになりました。
私にもできたのですから、誰でも余裕を持つことで素敵な恋愛ができるはずです。
余裕は身に着けることができます。
単なるアニメオタクが余裕を得てイケメンに告白されるまでの過程を、下記の記事では公開しています。
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