草食系男子との3年間⑱:自立への一歩 ~ななお篇~

 

こんにちは、ななおです。

前回は17話:再出発です。

目次はこちらから。

 

今回は18話です、どうぞ^^

 

 

自立への一歩

 

 

気持ちを入れ替えることができた後は、鬱状態に逆戻りすることもなかった。

 

そして落ち着いて自分の状況を見られるようになると、

 

 

「しげきと付き合わなくて良かったのかもしれない」

 

 

と思い始めた。

 

なぜなら、一人の人間に拒否されたくらいで根本から揺らいでしまうような人間は、自立しているとは言えない。そして、自分の足でしっかり立てないような人間が恋人を作ったら、きっとその人は恋人に依存してしまう。

 

そう思ったのだ。

 

だから、

 

 

「あのまま付き合えていたら私はしげきに依存して、しげきに迷惑をかけるところだった。だから、あの時振られたのは正解だったのかもしれない」

 

 

そう思うようになったのだった。

 

 

もちろん、しげきのことを忘れられたわけでは全然なかった。
むしろ、自分がしげきのことを諦められていないことをはっきり自覚していた。

 

しげきが「好きな人の大学の文化祭に行く」と嬉しそうにしている様子をみて、胸が掻きむしられるような悔しさや妬ましさを感じたこともあった。

 

 

けれどその時の私にとっては、しげきに受け入れてもらうこと以上に、自分が自立できるようになることが一番の優先課題だった。

 

そうでなければしげきに受け入れてもらえないし、仮に付き合えたとしても幸せにはなれないからだ。

 

 

だから、徹底的に自分のことを分析した。

 

自分が心理的に自立できていないのはなぜか?

なぜ簡単に自分が揺らいでしまうのか?

自分の中に、自分自身を受け入れられていない部分があるのではないか?

 

そうしたことをノートに書き出して自問自答し、日常の中でヒントになることがあれば、それを使って考え直した。

 

 

さらにそれと並行して、しげきに執着するのではなく、他の男性と積極的に出会うようにした。

 

実際、その年の秋から冬にかけて、男性と2人で出かける機会が何度もあったり、合コンの幹事をしてくれと頼まれたりすることが多かった。

 

一緒にデートに出かけてくれる男性たちは、どの人もそれぞれ魅力的だった。いわゆる「イケメン」も何人かいた。

 

けれどそんな人たちと数時間も一緒にいると、決まって私はしげきのことを考え始めてしまうのだった。相手の話に相槌を打ちながら、いつも「しげきに会いたいなあ」とぼんやり考えてしまうのだ。

そんな調子だから、その時期にデートをした男性で、2回目も行こうと誘ってくれる人は誰もいなかった。

 

そして私自身、大して好きでもない人とデートをすることに意味がないことに気づき、疲れてしまっていた。

 

 

しげきのことを忘れられないながらも、自分を変える努力をし続けている時期だった。

 

つづく(19話:気づき

 

この時期はとにかく動きましたね。

しげきに執着しすぎないこと、自分を変えること、そんなことを常に意識していました。

 

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