草食系男子の恋愛日記⑳一生の間違い

どうも、現役草食系男子のしげちゃんです。

今回は、僕が犯してしまった、人生の中でも最大級のミス
について書きます。

 

前回の話は↓からどうぞ。

僕とななおの3年間<第19話:2回目の告白と葛藤>~草食系男子の恋が実るまで~

 

幹部決め

 

ななおの2度目の告白を断ってから、僕とななおにはまた距離ができていました。

前回とは少し違い
ななおがもう僕に関わらなくしているように感じました。

ちょうどそんな頃
剣道部の次の代を決める季節がやってきました。

剣道部の役職は部長と、副部長。

と言っても
練習の指揮から大会の登録、部員・OBへのアナウンスなど

ほぼ全て部長が担っていました。

部長の僕と副部長のシマで次の幹部を決めることになっていました

ろくに会話することなく、部活後のシャワー中などに少し話すくらいでした。

僕とシマの中では
部長はサヤカ、副部長はりり子にしようと前々から話していました。

理由は…
サヤカは高校でも主将経験があったこと、りり子は人一倍真面目であること
くらいでした。

ここで明確な理由を持てていなかったことがまず問題でした。

一方本人たちはと言うと…
サヤカは理系のため授業が忙しく、幹部代はやりたくないと言っていました。
そのため、僕とシマはリリ子を部長にすることも考えていました。

ふわっとした感じで
幹部決めが進んでいた頃、
ななおから1通のメールが届きました。

・「部長をやりたくない」というサヤカを推薦するのは賛成できない

・今は部長の負担があまりにも大きすぎて、組織としてバランスを欠いている

・りり子は一人で抱えすぎてダウンしてしまうことがあるため、部長にするならば、部長と副部長の役割をしっかり分けて、部長の負担を軽減すること

・必要であれば自分が幹部に参加すること

この時、僕はこのななおの意見を

きちんと受け止めることができませんでした。

ななおのこの意見で今の幹部決めの判断を

変えることはできないと思いました。

というより

ななおの指摘を認めたくなかったのだと思います。

僕は自分の判断が間違った方向に行っていること

部の運営の仕方がもろいことを認めたくなかった

のだと思います。

部長であることにおごっていたのかもしれません。

そもそも幹部決めを僕とシマだけで決めること自体が

独裁的だったと反省しています。

当時の僕は、部長である自分の決断が正しい
そう思ってました。

ななお一人の意見を取り入れて

その決断を変えるのできないと感じました。

本来ならば、部全体の意見に耳を傾け

皆が納得する人選をするのが部長として役目だったと思います。

改めてシマとも話した結果、役職を3つに分け

主将にサヤカ、部長にりり子、副部長にななおを選びました。

ななおの意見を無視して下したこの決断がこの先の剣道部の雰囲気を

大きく左右することになってしまうのでした…。

つづく

当時の僕は
周りが見えていませんでした。
この決断のせいでその後の剣道部の雰囲気が危うくなってしまいました。
自分の責任だと今でも後悔します。
ご質問や相談のあるか方は下記からどうぞ。
ご連絡お待ちしております。

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