草食系男子の恋愛日記㉜告白と葛藤

 

どうも草食系男子のしげちゃんです。

前回の話は↓から。
僕とななおの3年間〈第31話:自然な関係〉~草食系男子の恋が実るまで~

今回は、僕に初めての彼女ができた話です。

かっこつけ

 

大学四年生の夏。

夏休みの実習が終わった後、仲良くなった実菜と二人で何度か出かけました。

 

美術館に行ったり、映画を観に行ったりしました。

僕にとっては、女の子と二人きりで遊ぶのは、2年前のななお以来でした。

 

久しぶりに女の子と二人で遊ぶことに浮かれ、大学最後の彼女ができるチャンスだと考え、だんだんと実菜のことが「好き」だと思うようになりました。

 

今振り返ると…
実菜と遊んでいるときは、ありのままの自分ではなく、着飾った自分でした。

 

実菜は誰とでも仲良くできる性格で、恋愛経験も僕よりはるかにありました。

 

そのためか、二人きりで遊んでいても、実菜は自然な態度でデート慣れしているような雰囲気がありました。

僕もそんな実菜の雰囲気に合わせ、話し方とか実菜との接し方とか

背伸びしていました。

 

また、「女の子っぽさ」がある子だったので、僕も「男っぽく」いようと

無理していたように思います。

 

ただその時は、彼女ができるかもしれない状況に浮かれてしまい、冷静に自分の
実菜への思いを考えられていませんでした。

そして、その勢いのまま僕は告白することを決めたのでした。

告白と葛藤

 

実菜と4回目のデートのときに、僕は告白しようと思いました。

 

その日は夕方から会い、夜ご飯を食べ、そのあと近くを散歩しました。

途中、たまたま見つけたベンチに腰をかけ、他愛もない話をしていました。

 

「告白しよう」と決めたものの、なかなか言い出せませんでした。

 

直前になって
友達のままでもいいんじゃないか?
本当に付き合いたいのか?
実菜のことが好きなのか?

 

と実菜への思いを疑問視する自分が湧き出てきました。

 

しかし、一方で…

直前になってびびってるだけだ。
これは彼女つくる最大のチャンスだぞ。
男なら勇気を出して告白するんだ。

と謎に鼓舞する自分もいました。

 

そして…
葛藤のあげく僕は告白したのでした。

 

つづく

この時の僕は
大学4年間、彼女なしは恥ずかしいという思いに駈られていました

そして、これがその状況を打破する最大のチャンスだと考えたのです。

そのため、本当に実菜のことが好きだという確信のないまま、告白をしました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください