草食系男子との3年間⑦:デートに誘われた日 ~ななお篇~

 

こんにちは、ななおです。

 

前回はこちら(6話:2回目のデート)。

目次はこちらから。

今回は7話です。どうぞ!

 

 

デートに誘われた日

 

 

7月の半ばごろから、私はとある塾で塾講師のアルバイトを始めていた。

 

私の大学では塾講師のアルバイトを選ぶ人は結構いて、しげきもその一人だった。

そして偶然にも、しげきのバイト先は私が応募したのと同じ塾だった。
私がその塾に応募をした後にそのことを知ったから、それは本当に偶然だった。

 

でももちろん、内心は「ラッキー!」と思っていたから、希望勤務地の第一志望をしげきが働いているO校舎にしたりはした。もちろんしげきには内緒でだ。

 

けれど結局は第二希望のK校舎に決まり、私はそこで初めてのアルバイトをスタートさせることになったのだった。

 

私が配属されたK校舎にもすでに何人か大学生のアルバイトがいて、そのうちの数人とは連絡を交換したりして、多少のコミュニケーションを取るような仲になっていた。

 

大学でそんなことを話していたら、元来コミュニケーション下手なしげきは、

 

「いいなぁ」

 

と羨ましそうな顔をした。

 

「俺の校舎、全然会話もないよ。そういうコミュニケーションあるの、いいなぁ」

 

「挨拶とかしてみたら?あとはくだらない話でもいいんだから、なんか話しかけてみたりとか」

 

「あ~そっか、そうだね、そうしてみるわ」

 

その時の私は、深く考えずにしげきにアドバイスをしたりしていた。

けれどもこのアドバイスが、後々自分の首を絞めることになることを、この時の私はまだ知らずにいた。

 

 

 

 

そんなある日のこと、秋葉原でデートをしてから一週間ほど経った日の夜、急にしげきからメールが来た。

 

『明日、暇?』

 

たった5文字のメール。

 

けれどこの5文字を見た瞬間、「デートの誘いかも!」と察した私は、はやる気持ちを押さえながらすぐに返信をした。

 

『暇よ?』

 

明日って急すぎない?という気持ちがなかったわけではないが、なにも予定が入っていなかったこともあって、嬉しい気持ちが一番だった。

 

『明日シマがサンバ出るんだけど、見に行かない?』

 

たった一度デートに誘ってくれただけで、しげきが私のことを好きだということが決まったわけではないけれど、2人でお祭りに出かける相手として私を選んでくれたことが、とても嬉しかった。

 

『いいね!いくいく!』

 

私からではなくしげきから誘ってくれたデートだということが、3回目のデートをより特別なものに思わせた。

 

前日の夜だったにも関わらず、嬉しい誘いを受けた私は、そそくさと翌日の服を選び始めたのだった。

 

つづく(8話:夏祭り

 

以上、7話でした。

しげきと偶然同じ塾でアルバイトを始めた時は、正直とても嬉しかったです。

でもまさか、自分のアドバイスのせいであんなことになるとは思っていなかったですね…詳細は追々書いていきます^^

それから、しげきから初めてデートに誘われた日はやはりとても嬉しかったですね。

 

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